剣道錬士六段で指導者の、とよクマ(@toyo_kuma)です。
「防具の垂は、どんなタイプを選べばいいの?」
「数や専門用語が多すぎて、初心者ではよくわからない」
とよクマ
垂は防具として頻繁に打たれる場所ではありません。
よって、柔らかさ(使いやすさ)とコスパを重視しましょう。
とよクマ
- ピッチ刺し
- クロスステッチ(十字刺し)
を選ぶと、通常のミシン刺しに比べ、とても体にフィットします。
とよクマ
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剣道の垂はサイズと付け心地を重視
剣道の垂は、何よりも付け心地を重視しましょう。
垂の着け心地とは、
- 自分の身体のサイズに合った垂
- 柔らかい垂
- (柔らかくなるには)仕立の製法
の3点で決まります。
とよクマ
踏み込みで足を上げるたびに違和感がありますし、腰まわりに装着するので、体全体が動かしにくいです。
柔らかい垂だと衝撃吸収力が気になりますが、全く別の問題です。
衝撃吸収力は中身の素材と製法で変わるので、硬い柔らかいとの関係はありません。
とよクマ
メーカーにもよりますが、
- 幼年用(小学生未満)
- 低学年~中学年用
- 中学年~高学年用
と、3種類しかありません。
面や小手のように細かい計測を必要としないので、垂は通販でも買いやすい部位です。
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剣道の垂は素材や仕立で値段が変わる

剣道の垂れは面や小手と同じく、縫い目の細かさで値段が変わってきます。
- 手刺しとミシン刺しの違い
- mm(刺し幅)の違い
- 素材の違い
とよクマ

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おススメの垂の仕立と素材
小学生用の垂は、
- クラリーノ(人工革)
- 6mm程度の刺し幅
の垂で十分です。
とよクマ
刺し幅は広いほうが衝撃吸収力があるので、
- 低学年は6~7mm
- 高学年でも5~6mm
程度で十分です。
とよクマ
小学生の間は、動きやすく衝撃吸収力のある刺し幅が広めのタイプがおススメです。
ちなみに、刺し幅が広いほうがコスパも良いです。
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小学生用が使いやすいおススメの垂
今回は、小学生におススメの垂を3つほどご紹介します。
- 入門用
- 稽古用
- 試合用
と、3つの使い方に合わせてセレクトしました。
京都部道具 颯(はやて)6ミリミシン刺
とにかくコスパの良い垂です。
とよクマ
芯材に良い素材を厳選しているので、機能性を上げながら衝撃吸収力もあります。
防具メーカーNO1の東山堂グループの一角である京都武道具の垂なので、安心です。
試合に出るようになったら、さらに見た目の良い垂を購入しましょう。
剣道防具 垂れ 6ミリジャストフィットピッチ刺し
ピッチ刺しは特殊な製法で、通常のミシン刺しと違い
- 厚み(衝撃吸収力)
- 柔らかさ
を出すことができます。
ピッチ刺しはミシンの間隔が大きく5~6ミリで、縫い締りが少ないです。
とよクマ
レビューが多く信頼できれば、垂は面や小手ほど衝撃吸収力を気にしなくても良いので、老舗メーカーにこだわらなくてもOKです。
神奈川八光堂 A-1α CROSS 6mmクロスステッチ織刺
イチオシの垂です。
クロスステッチとは、十字刺しです。
十字刺しは、手刺しの風合いに近く高級感があります。
とよクマ
クロスステッチは縦横の曲げにも強く、立体的に体にフィットしますので、体の防具のズレがとても少ないです。
腰回りをしっかりと固定させるので、体感の安定性にもつながります。
とよクマ
高学年を前に試合が多くなりそうでしたら、よりフィット感のある十字刺しの垂がおススメです。
剣道の垂の選び方!まとめ
垂は面や小手のように、普段から竹刀の打突をうける部位ではありません。
ですが小学生から安全性を無視した、道着のように極端に薄い垂を使用するのはおススメできません。
しっかりと衝撃吸収力のある、布団の厚みがあり柔らかい垂を選びましょう。
とよクマ
垂がフィットしないのは、面と同じぐらい付け心地が良くありません。
おススメで紹介したように、十字刺しなど体へのフィットを第一に考えられた垂が、一番付け心地が良いです。
体へのフィットはサイズはもちろんのこと、刺し方(十字刺しやピッチ刺し)などの製法が重要です。
とよクマ
ほかにも剣道の防具について記事を書いていますので、ぜひご一読ください。
